眠れぬ夜のことば紡ぎ

紡もえが、日記やエッセイを置いています。

2020.10.11


お昼前くらいに遅めの起床。昨日はお祝いで、酔っ払って食べすぎてしまった。朝になってもまだお腹いっぱい。(このお腹いっぱいは、驚いたことに夕方頃まで続いた。)何も食べずに、お洒落して神保町で待ち合わせ。美術館へ向かう。一昨日の深夜に、突然「美術館いかない?」って言ったにも関わらず、友人は楽しみについてきてくれた。

ピーター・ドイグ展は、電車の広告か何かで見てからずっと行きたかった。6月までだった会期が延びたのは知っていたけど、いつか、いつか行こうと思っているうちに最終日。毎回展示の類は滑り込みで見に行っている気がする。広告のメインビジュアルに使われていた絵の、夢みたいな緑がかった青が好きで。展示されていた他の絵も、おとぎ話みたいで可愛くて綺麗だった。現代絵画(というのだろうか?)をみるのは初めて。友人が「なんか、昔の人の展覧会しか見たことなくて、作者が生きてることに感動してる」と言ったけど、たしかに私もそう思った。この綺麗な絵たちは、まだまだ描かれつづけるのだなあ、と思ったら、なんだかとっても贅沢な時代に生まれた気がした。

無印良品や百貨店で買い物をして、私がいつも寄るバーに友人を連れていった。2ヶ月ほど行っていないから忘れられてるだろうと思っていたけど、「新しいブランデー入ってますよ」と言われ嬉しくなる。ここのお店では、私はいつもブランデーを頼むのだ。最近カクテル作りが趣味になった友人は、楽しそうにバーテンさんに話を聞いていて、私もたくさん質問した。好きなものをもっと深く知っていくのは楽しい。

いい夜だ。帰宅して、美術館で買ったポストカードを眺める。宝物を見ている時の気持ち。新居に飾ったら、きっと良い感じだね。


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