眠れぬ夜のことば紡ぎ

紡もえが、日記やエッセイを置いています。

夏の肌

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昨日海で塗った日焼け止めが、まだ落ちきっていない肌の表面。あんまりゴシゴシすると良くないから、お風呂に入るごとにゆっくりと落としている。私の肌は、赤くならずにすみやかに小麦色になる。ここ数年は日差しの強いところに行っていなかったので、いつもより健康的な色になった自分が新鮮。

 

長いこと担当してもらっている美容師のお姉さんに、そろそろ頭皮の老化が始まってるから日焼け避けてね、と衝撃の事実を告げられた。歳を重ねることは魅力的だけど、衰えには抗いたい。ちゃんとしよ〜、と思ったにも関わらず、髪用の日焼け止めを振りかけるのを忘れる。ひりつく頭のてっぺんを懸命に冷やしている。

 

江ノ島は冗談抜きの暑さ。お化粧が一瞬で全部溶けるほど。でも落ちる汗は心地よかった。どこかで聞いた歌詞みたいに澄んだ空を見た。かもめが飛んでた。沖にはカラフルな帆が並んでいた。夏は苦手だけど、この美しさはずるいな、と思った。