眠れぬ夜のことば紡ぎ

紡もえが、日記やエッセイを置いています。

今日は洗濯ができた日

 

 

あけましておめでとうございます。なんやかんやと忙しくしていたら、すっかり日が過ぎてしまいました。お元気ですか。最近はどんな気持ちですか。

私はまだお正月休みですが、世の中の仕事始めの流れに少し焦ってます。何かに向かって歩き出す人って眩しいですね。いやだいやだって言いながらもちゃんと歩みを進めてるのを見て、「あ、私も…!」ってちょっと小走りになりそうです。

今年は、「1年の振り返り」とか「来年の抱負、やりたいこと」とか、そういったものを書きまとめるのをやめました。なんだかそんなに肩ひじ張らなくても良い気がして。今までは毎年、時間を作って、成し遂げたいことを詳しく書いてたんです。例えば、「本を〇冊読む!」とか、「〇〇の仕事をする!」とか、いっぱい。A4の白紙に、12個くらい並べてました。多いわねえ。

今年決めたことは1つだけです。「好きな自分といる」。好きな自分になろうと頑張らなくていいから、その時好きな自分に寄り添おうと思います。あと、もち肌でいられるよう頑張る。2つになっちゃった。

君はどんな日々でしたか。もし、周りはめでたいムードだけれど自分は不調だな、って、置いてけぼりみたいな気持ちになっていたら。とりあえずあったかくして、大きな肉まんでも食べてください。置いていかれてなんていません。大丈夫です。お正月だからってお掃除頑張らなくても大丈夫。本もいっぱい読まなくていいです。やり残したことはまた今度で大丈夫。お風呂も今日1日くらい、入らんでもいいやん?やりたいことがなくてもいいし、たまたま見たお笑いでふふっと笑えたら、今日は今日なりにいい日だったということで。

ちなみに私の今日は、洗濯ができた日でした。あと、買ったばかりの明るい黄色のセーターを着て、いつもより少し華やかな口紅をしています。特に外に出る用事はないけれど。テーブルにはお花を飾っています。お水は3日くらい替えてません。あらら。来月からも食べていけるかなーなんて、本音は少し不安だけども、まあなんとかなるでしょう。

そんな感じでやってますので、いつでも連絡してきてください。待ってます。今年も君は大丈夫。それでは、本年も何卒よろしくお願いします。

2020.10.21

昼頃に起床。ありゃりゃ。家を出る目標時間に間に合わず。今日は友人の新居に遊びに行く日。遠いからのんびり来てね〜って言葉に甘えて、おやつの時間くらいに着くことにした。家を出る前にまずは腹ごしらえ。白米に、焼いたウインナー。パリッとひとくち。じゅわ〜っとうまい。無くなったらカツオのふりかけ。最後の一粒までおいしい。

1時間半くらいかけて友人宅へ。端的に言うととてもタイプなビジュアルのおうちだった。広いキッチン、基本色は白と水色。彼女は猫2匹と暮らしている。うちの子はまだ私にも怯えている時があるけれど、彼女の愛猫たちは客人にも臆せず過ごしてくれていた。ふわふわの毛に触れる。やわらかい。初めましてなのに擦り寄ってくれる。黒猫と暮らしているけど、彼はまだ触れさせてくれないので、久しぶりに猫に触った。可愛い。うちの子に触れられるのはいつになるだろうか。布団の上で一緒には寝てくれるのになあ。

お土産のケーキでティータイムして、買い出しに行って、おうちでゴマ坦々鍋。ピクサーの映画を横で流している。普段見ないけど、見ると面白い。話しながら魅入ってしまう。最近仲良しのフリーランス仲間が、自分も含め続々と引越しをしている。会うと新居のいいところの話で盛りあがる。みんないい顔をしている。新しい生活は人を前向きにする。ような気がする。

帰り道、いいお花屋さんがあったので、薄紅色のバラを買って帰った。もうすぐお別れの今の部屋は、引越し前でごった返していて、最近気が滞っていた。花をいけたら呼吸をしだしたみたいだ。明日は掃除もしよう。

お風呂に入ったら、眠る前に親友と電話。久しぶりだな。私も彼女も生活がガラッと変わった。彼女は私にとって今日の花みたいな存在なので、話したら心が浄化されると思う。きっと、澄んだ心のまま眠りにつく。今日もいい日だった。

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2020.10.20


9時。アラームの前に目が覚めて、スマホを見る。刹那、朗報を目にして起きる。

新しい仕事が生まれたご連絡。なんだか、いただいてるお仕事全部、私ではなくて私の好きな人たちが運んできてくださるような気がしている。で、実際そうなんだと思う。窓の外を見たら気持ちよく晴れていた。昨日より気温が少し高い感じ。昨日は、あれ、なんかあったかいな〜って布団の中から外を見たら、窓が曇っていて。この部屋だけがあたたかかったのだと気づく。黒猫が寒そうだったからヒーターを出した。黒猫よりも私がその前に張り付く。

昼夜逆転生活だったけれど、昨日は少し調子が悪くて、日付が変わる前に布団に入った。そして今朝起きる。健康的。朗報にお返事をして、仕事のご連絡をする。ああ、どうなることかと思ったけれど、社会の中で確かになんとか生きている。

先週末の取材分を記事にして、編集部へ送る。引越しのために、ライフラインを止めたり始めたりの連絡をする。なんだかすごく活動している。朗読を編集する。

夜は、前職の友人にカメラを教えてもらった。お礼に居酒屋でごはんを奢る。ご飯がとってもおいしくて、久しぶりの会話は楽しくて、カメラマンとして活動する準備をしている友人とは、いろんな先の話で盛り上がった。「前職の友人」って言えるのがいい。前職の知り合い、とか、仕事の人、とかじゃなくて。仕事で出会っても友人って言えるの、とても嬉しいなって思う。私だけだったらどうしよ。そのときは「友達だと思ってます…」ってただ白状しよう。

お酒が緩やかに体を巡る。あたたかい。この冬はあたたかい。

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2020.10.18

仕事を終えて、お風呂につかる。いつもの通り30分。途中で気づく。

なんか…フラフラする。

これは熱とか体調悪いとかじゃない。なんとなくわかってる。

お腹すいてるのだ。

血が回ってない。けどどうしよう。なんせ午前2時前。昼夜反転していて活動時間とはいえ、何か食べるにはちょっと罪深い。けどもう始まった目眩はどうしようもない。ええい、ままよ。というわけで、深夜のクッキングを決めたのだった。

さあ、始まりました、深夜のつむぎクッキング。今夜のお献立は、おじやでございます。ええ、夜に食べてもね、なんか、ちょっと罪悪感が少ないというか。野菜たっぷりにしますし。ええ。

まず、白菜をたっぷり切ります。ここが1番大事です。野菜を摂らなきゃいけませんから。切ったら鍋にいれます。次にお豆腐を半丁鍋に。水を180㎖入れて、鍋キューブの濃厚鶏白湯をいれます。なんでも出来ますね。優秀な調味料です。後は火にかけるだけ。この間に髪を乾かします。ショートカットですが、伸びてきたので前より時間がかかるようになりました。乾いたら、鍋をチェック。いい感じにぐつぐつ言っていますね。白菜もしんなり美味しそうです。ここで主役のごはんを投入。炊いておいて、冷蔵庫においてたやつです。またぐつぐつ。最後は溶いた卵を回しかけて、完成です。ほかほかおじや。いぇい。

深夜のクッキング、おわり。なんだかそういう気分なので、器に盛らずに鍋のまま食べる。鍋敷きをセット。鍋を運ぶ。黒猫が見ているので、「おじやです」と紹介する。いただきます。

はふ、はふ、あつあつ。

体に栄養が満ちる感覚。何度でも体験したい。

ごちそうさま。


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2020.10.17


日記を書く時、タイトルの日付から書き始めるから、「あ、今日はもう17日」と時の流れを感じる。月初は「あ〜引越しまでまだ1ヶ月〜!」と唸っていたのにね。気が付いたら来週は恋人が帰ってくるし、その次の週はもう鍵をもらうことになっている。鍵を貰った日は、ひとまず空っぽの家を2人で見に行く予定。リビングは18畳。都心から少し離れたところにしただけあって、かなり広い。黒猫の彼が走り回れるように、と思っているけど、初日は私が走り回るかもしれない。6畳の一人暮らしから、がらんと変わる生活。

そういえば、おとといくらいからスマホのゲームにハマっている。パズルみたいなのと、家具を揃えていくやつ。新生活へのワクワクがここにも。仕事をしていないときはほぼゲームをしている。ゲームに触れてこなかった幼少期だったのにね。触れてこなかったというか、買ってもらっても数日で飽きる性分だったな。今回もそんな感じなのだろう。ポケモンは友達に借りたその日に返した。よく人生損してると言われる。

数少ないゲーム経験の中で、どハマりしたのがたしかピクミン。白ピクミンが好きだった。毒があるやつ。でっかい怪物に、白ピクミンをしこたま投げて遊んでいた。むごいことよ。あ〜、毎日楽しいな。白ピクミンを投げている時のような、ぼーっとした緩やかな時間が続いている。ごめんね、白ピクミン

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2020.10.15


眠気でクラクラしながら目を開ける。6時。夜中に書いた原稿を送る。昨日発注で次の日の午前中納品のタイトなスケジュール。よう頑張った〜〜〜と思いながらもう一度就寝。今日はなんの予定もない。昨日は3本書いたので、1日おやすみにする…。

お昼前に一度目が覚めて起き上がる。黒猫にごはんをあげなきゃ。美味しそうに食べる彼を見ながら、なんだか窓を開けたくなって、ガバっと開けて寝転ぶ。流れてくる風が冷たい。雨が降っているのか、降っていたのかわからないけれど、水分を感じる風だなあ。でもジメジメしてなくて、ひんやり心地よい。ふわふわのふとんの西川毛布に包まれる。あ、また寝てしまう…。

そこからは悪夢。夢の中で、猛烈な眠気に襲われてふらふらしながら、よく分からないものを吐き続ける。繊維質で、虫なのかヒジキなのか髪なのかよく分からない。電気がつかないから。喉の奥から取り出しながら電気のスイッチを何度も押す。夢だと分かっているけれど苦しい、、そしてやっと目が覚める。気になって夢占いで検索したら、「大きな病気をします」と書いてあった。ダメダメ、ダメです。健康がいいです。危機感を覚えて、ご飯の準備をする。食べなきゃね。身体が資本だから。

明日は取材。お風呂に入って綺麗にして、予習をして眠る。眠れるかな。今度は楽しい夢がいい。


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2020.10.13

お仕事で嬉しいことがあり、ニコニコしながら日記を書いている。嬉しすぎて、すぐに恋人に電話をした。電話が始まったら、感情が先に走り出して、話し出す前に「うへへ」と笑ってしまった。気持ち悪い人である。

朝は9時ごろに起床。昨夜また熱が出ていたので、すぐに体温を計る。平熱。よかった。朝からうどんを食べる。この世に冷凍うどんを生み出した人、ありがとう。このところ、食欲があるんだか、ないんだか、って感じ。夜中と朝はお腹が空くけれど、日中は全然空腹にならない。体重は減少傾向だけど、なんせ運動をしていないので、あんまりいい感じのプロポーションにはなっていない。筋トレが必要。わかっているけれど。今日は…今日はやる。今からやる。

買い出しに行く前に少し丁寧にお化粧をした。夜にオンラインの打ち合わせがある。しばらくお化粧をしていなかったので、ちゃんとすれば変わるもんだな〜と今更な感想を抱く。八百屋に行ったら大根や葉物が安くて、気づいたら1週間分くらい買ってた。昨日、「すり切り一杯、ちょうどの分だけ抱えて生きたい」とかなんとか言ってたのに。でも、いいの。お野菜身体にいいから。いっぱい食べる。

晩ご飯はぶり大根。お醤油とお砂糖とみりんでコトコト。ぶりの脂が口の中で溶けておいしい。新米がすすむ。新米だけでもすすむ。秋はどうしてこんなにごはんが美味しいんだろうね。明日の朝ごはんは焼鮭と新米。ぺこぺこのお腹でにっこり起きる。

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